災害看護に興味ある人に向いている赤十字
赤十字は、人道、公平などといった赤十字7原則に基づいて活動しています。赤十字の中には色々な組織があります。赤十字病院もその1つです。赤十字病院は国内活動のみならず、国際活動にも力を入れています。赤十字病院には、医師や看護師のほか、臨床検査技師や工学技士なども在籍しています。万が一のために派遣チームなどを構成し、災害救護にも力を入れています。テレビやニュースで災害現場で、赤十字の名前やマークを見たことがあるのではないでしょうか。
赤十字病院での勤務が向いている看護師は、災害救護に興味がある人です。実際に災害救護の知識が必要というわけではありません。まずは、看護師としての知識と経験を積むことが一番重要です。災害救護はチームで派遣されるため、団結力が重要ですが、それ以前に個々の能力も非常に大切です。看護師としての知識と経験を活かして状況を判断することができる、その上でみんなの意見を聞きながら協力をしていく人が求められるためです。そのため、まずは赤十字病院での看護師の経験というのが一番重要になります。
赤十字病院で働くメリットの1つは、万が一災害が起こったら、自分が派遣チームに入っていなくても、別のチームがどのように救護活動を進めていくのかということを間近で感じることができることです。そして自分ならどうするか?どのように活動するべきかを考えながら、災害救護に参加できる看護師を目指せるようになります。